[V-571] コンクリートの硫酸劣化環境における大気腐食モニタリングセンサの有効性の検討
キーワード:下水道、硫酸劣化、pH、硫酸イオン濃度、ACMセンサ、連続測定
下水道関連施設では,微生物の作用により生じた硫酸によるコンクリートの化学的侵食が懸念される.筆者らは,大阪市内の下水管路を調査し,コンクリートが接する環境濃度の実態を明らかにしてきた.ただし,コンクリートの劣化メカニズムを詳しく把握するためには,環境濃度の変化を考慮した検討が必要と考えられる.そこで筆者らは,金属の大気腐食モニタリングに利用されるACMセンサに着目し,検討を行った.その結果,Znを基板としたACMセンサでは溶液のpHが低くなるほどセンサ出力値が大きくなることが分かり,硫酸劣化環境における環境変化のモニタリングに当該ACMセンサを利用できる可能性を見出すことができた.
要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン