令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

劣化予測/維持管理(1)

座長:審良 善和(鹿児島大学)

[V-574] 鉄道コンクリート構造物における線状流電陽極方式の適用に向けた検討

〇小谷 洋平1、加藤 善史2、宇山 真介2 (1.西日本旅客鉄道株式会社、2.株式会社ナカボーテック)

キーワード:電気防食工法、線状流電陽極方式、バックフィル、電流分布

RC構造物の補修方法の1つである部分断面修復工法において,劣化因子が未補修部に残存している場合,将来的に未補修部の劣化が進行し,変状が発生する可能性がある.未補修部の劣化進行を抑制することは,今後必要となる補修の削減や補修時期の延伸によるコスト低減に有効である.これに適した工法として,未補修部の鉄筋の防食が可能な線状流電陽極方式の電気防食工法が考えられる.本稿では,鉄道コンクリート構造物への線状流電陽極方式の適用に向けて,バックフィル溶液や線状陽極ユニットの配置,電気回路の設定等について検討を行い,実構造物への施工を行った結果について報告する.

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