令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

劣化予測/維持管理(1)

座長:審良 善和(鹿児島大学)

[V-577] 施工条件がPC桁曲げひび割れ検知システムの回路抵抗値に及ぼす影響

〇仁平 達也1、土橋 亮太1、井上 太郎1、岡本 大1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:導電塗料、ひび割れ検知、モニタリング、プレストレストコンクリート桁

PC桁において,腐食によるPC鋼材の破断等により,曲げひび割れ耐力が低下し,桁下面に列車通過時に瞬間的に曲げひび割れが発生することが懸念される.PC桁の性能を評価する重要な変状かつ,検知が難しいこの変状を検知するために,著者らは,導電性塗料を用いた電気回路(ライン)を構築し,ひび割れに伴う導電塗料の破断を検知する原理によるモニタリングシステムを提案している。一般的には20℃程度の施工を想定するが,冬季はこれを下回る場合が想定される.そこで本稿では,気温や希釈剤をパラメータとした要素実験を実施し,ラインの抵抗値や上塗り材が抵抗値に及ぼす影響等を把握した.

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