令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(2)

座長:塩畑 英俊(東日本高速道路)

[V-659] 道路附属施設物への光学振動解析技術の適用検討

〇塚田 翔祐1、白石 有佳1、太田 雅彦2 (1.首都高技術、2.日本電気)

キーワード:道路橋、点検、画像処理、非接触計測、変位、動的挙動

本稿では,NECが開発した”光学振動解析技術”を用いて,高速道路の裏面吸音板および遮音壁の振動・変位の解析を行った結果を報告する.実験内容は,対象物に加振を加えた時,もしくは車両通過時に,計測対象表面の動画像を撮影し,取得した動画像に対して画像処理施し,面内変位・面外変位を解析して得られた対象物の時系列波形および変位差分布画像の確認を行うものである.
 解析の結果,加振した遮音壁が周辺の加振していない遮音壁よりも大きく振動している様子が確認できた.また、車両通過に伴い,橋梁部材に比較的連続的な変位が発生している様子が確認できた.(裏面吸音板については,加振による影響を確認できなかった.)

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