令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

構造物調査・診断(2)

座長:塩畑 英俊(東日本高速道路)

[V-663] 機械学習による打音探査の精度向上について

〇新保 弘1、尾関 智子2、溝渕 利明1、野嶋 潤一郎3 (1.法政大学、2.東海大学、3.(株)開発設計コンサルタント)

キーワード:打音探査、機械学習、汎化、スペクトログラム,、ウェーブレット変換

我が国では高度成長期に整備された社会資本の老朽化が進む中,これらの適切な維持管理と補修補強は喫緊の社会的課題であり,少子高齢化に伴う担い手の減少も踏まえた合理的な診断技術が求められている。筆者らはコンクリート構造物の総合的な劣化評価,寿命予測,維持管理支援を目的として,複数の診断技術の組み合わせによる劣化状態の総合評価手法の構築を進めている.ここでは機械学習による打音探査の高度化と判定の汎化について実構造物での打音試験データにより検討した.その結果、得られたニューラルネットワークは一定程度の汎化性を獲得している可能性が示された。

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