令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

アスファルト系舗装(3)

座長:永原 篤(東亜道路工業株式会社)

[V-491] NAT試験により算出したエネルギー量による疲労耐久性評価について

〇神下 竜三1、青木 康素2、小瀬 詠理2 (1.阪神高速道路技術センター、2.阪神高速道路)

キーワード:NAT試験、疲労耐久性、アスファルト舗装、TFOT、PAV

阪神高速道路では,ポーラスアスファルト混合物のバインダに長期耐久性が特に望まれる場合はポリマー改質アスファルト高耐久H型を採用してもよいと規定している.しかし,既往の検討において,高耐久H型の初期性能はH型と比べて高いが,長期間供用すると両者の優劣が逆転する可能性があることが明らかになっている.本検討では室内劣化を考慮した改質H型と高耐久H型を用いた排水性舗装用混合物のNAT試験を実施し,試験データを基に算出したエネルギー量より,各混合物の疲労耐久性を評価した.その結果,NAT試験のエネルギー量から,アスファルト混合物の疲労によるひび割れへの抵抗性を評価できる可能性を示すことができた.

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