令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

アスファルト系舗装(3)

座長:永原 篤(東亜道路工業株式会社)

[V-496] アスファルト混合物の線膨張係数に関する一検討

〇上野 貞治1、飯高 裕之1、渡邊 柊人1 (1.ニチレキ)

キーワード:線膨張係数、改質アスファルト、温度応力、アスファルト混合物

アスファルト舗装の施工目地幅の開きおよび寒冷地でよく見られる温度ひび割れの起動力は,温度変化に伴う収縮変形である.この収縮変形は,温度降下量とアスファルト層の線膨張係数に依存する.したがって,目地部の挙動や温度ひび割れを検討する上で,先ずは線膨張係数を明確にすることが重要となる.混合物の線膨張係数は,使用するバインダによって線膨張係数は異なることが考えられる.そこで,本論文では,線膨張係数の測定方法を紹介するとともに3種類のバインダを用いた混合物の線膨張係数の測定結果およびそれに基づく温度ひび割れに対する混合物の優位性についての所見を述べるものである.

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