構造評価（舗装）

[V-534] 動的応答の差を利用した埋設物検知技術のための基礎的研究

〇原 毅¹、永渕 克己¹、谷口 朋代² (1.世紀東急工業、2.鳥取大学)

キーワード：地下埋設物、振動振幅差、動的応答、伝達関数、非接触、事故防止

以前から管路敷設、構造物設置等で行われる掘削作業において既存埋設物の損傷防止の為の対策が実施されているが、事故の完全な抑止には至っていない。このような事例の中で作業の前に埋設物を把握していなかった場合がその原因の二割ほどを占めていることから、筆者らはこのような状況においても有効と考えられる、路面などに非接触のまま埋設物を検知するために、地表面の振動振幅差を利用した技術を開発することとした。本報では、地下埋設物とその周囲の地盤では挙動が異なることに着目し、地表面の振動の動的応答の差を用いることで、埋設物の存在を検知する実験の結果を報告する。