令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

維持管理(2)

座長:岡崎 慎一郎(香川大学)

[V-578] 長期間暴露した各種含浸材を塗布したコンクリートの耐久性の検討

〇名古屋 智樹1、宮崎 幹太1、伊代田 岳史1 (1.芝浦工業大学)

キーワード:けい酸塩系表面含浸材、シラン系表面含浸材、中性化試験、表面吸水試験

コンクリート構造物の耐久性を向上の方法の一つである表面含浸工法に用いられる表面含浸材は大きくけい酸塩系表面含浸材とシラン系表面含浸材の2種類に分けられ,多種の表面含浸材が提案されているが含浸材によっては長期における耐久性については未だに確認されていない.本研究では7種類の表面含浸材を塗布したコンクリートを交通量の多くCO2濃度が高い東京都内の幹線道路沿道にある暴露場で10年間暴露した後中性化試験や表面吸水試験を実施した.試験の結果,中性化抵抗性は表面含浸材の塗布の有無による差は少なく,セメント種や含浸材の種類によらず中性化が進行しているほど表面吸水速度が大きくなるということがわかった.

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