令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(3)/数値解析/軽量コンクリート

座長:山本 佳士(法政大学)

[V-623] コンクリートと鉄塔脚材の付着特性に関する模型実験

〇玉置 久也1、高橋 慎哉3、下村 匠2、山口 貴幸2、金子 想1、高橋 秀明1 (1.東電設計、2.長岡技術科学大学、3.東京電力パワーグリッド)

キーワード:模型実験、送電用鉄塔、付着強度、山形鋼、逆T字型基礎

送電用鉄塔を支持する逆T字型基礎では,柱体部のコンクリートと鉄塔脚材の付着力を考慮した定着設計方法が一般的となっているが,既往の設計図書ではコンクリート強度が大きいものには対応していない.また,鉄塔基礎を想定して山形鋼をコンクリートに埋め込んで引き抜いた事例は確認できなかった.
そこで,本研究では鉄塔脚材である山形鋼とコンクリートの付着強度に着目した模型実験を行い,付着強度を確認した.
その結果,埋め込み深さが浅い500mmまでの区間は付着強度が小さく,それ以深は概ね同じ付着強度となった.また,残留付着強度に着目した場合,丸鋼と同程度以上の付着強度を発揮することが確認できた.

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