令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

付着・定着・継手(3)/数値解析/軽量コンクリート

座長:山本 佳士(法政大学)

[V-628] 損傷があるRCはりの実験および3次元FEM解析に関する研究

〇永松 牧子1,2、海部 貴裕2、中馬 紗貴2、岡本 賢治3、鶴田 健3、古賀 掲維4、佐々木 謙二4、松田 浩4 (1.五洋建設(株)、2.前 長崎大学、3.マテラス青梅工業(株)、4.長崎大学)

キーワード:3次元FEM解析、RCはり、損傷、PIC板、樹脂含浸コンクリート(PIC)、曲げせん断試験

コンクリートは建設工事において不可欠な材料であるが,過酷な環境下では常に耐久性が減じる方向にあり,RC構造物の維持管理が重要となる.その維持管理の対象として鉄筋定着部損傷によるひび割れがあげられる.本研究ではPIC板に着目し,定着部が損傷したRCはりを補強し,そのせん断補強効果を実験および解析から明らかにした.実験において,定着部損傷による耐力の低下と,PIC板による耐力の回復が示された.実験した試験体を3次元CADを用いて作成したモデルで解析を行い,その解析結果は実験値と一致し妥当性が示された.また,鉄筋破断を再現したRCはりのモデルの解析も行い,その力学特性の特徴を解析により明らかにした.

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