令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(材料)(1)

座長:松田 拓(三井住友建設)

[V-82] 活性フィラー中のカルシウム量がジオポリマーのASR抵抗性に及ぼす影響

〇新貝 勝信1、合田 寛基1、原田 耕司2、佐川 康貴3、日比野 誠1 (1.九州工業大学大学院、2.西松建設、3.九州大学大学院)

キーワード:ジオポリマー、アルカリシリカ反応(ASR)、膨張率、CaO量、圧縮強度、静弾性係数

本研究では,OPCでのASR発生条件下において,CaO量と静地環境(浸漬環境と無浸漬環境)に着目した促進実験(CPT)を実施し,GPのASR抵抗性に対する定性的評価を行うこととした.結果として,静置期間12週段階では,膨張率はいずれも0.1%未満であり,浸漬環境と無浸漬環境での膨張量に大きく差異は確認されなかった.しかし,CaO量が多い水準では,静置環境に関わらず,膨張が大きくなる傾向が確認された.ただし,ASRを呈したOPCの膨張率と比較すると,膨張率は小さかった.さらに,圧縮強度,静弾性係数にASRを呈したOPCに見られるほどの低下は確認されなかった.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン