令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(材料)(1)

座長:松田 拓(三井住友建設)

[V-85] 左官用ジオポリマーモルタルの硬化性状における糖分添加と養生温度の影響

〇上原 元樹1、佐藤 隆恒1、小坂 征雄2、山口 正廣3 (1.鉄道総合技術研究所、2.カドヤ工業、3.タカボシ)

キーワード:ジオポリマー、フライアッシュ、高炉スラグ、糖分、常温養生

左官用ジオポリマーモルタル(GP)で問題となる養生温度及び砂糖添加の影響を検討した。その結果,28日経過時においてGPの5℃養生試料の25℃養生試料に対する圧縮強度比は小さく,低温での強度増進が一般的なセメント(NP)モルタルと比較して遅いことがわかった。また,GPはNPモルタルと比較して糖分による硬化遅延や強度低下を受けづらいこと。本試験における配合と強度との関係は,アルカリ/水比の影響が小さく高ケイ素/アルカリ比で強度が大きくなる点で高温養生試料とは異なった。また,砂糖を添加した場合,高炉スラグ量が多いときむしろ強度が小さくなる傾向となる等、無添加試料とはその傾向が異なることがわかった。

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