令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第V部門

新材料・新工法(材料)(1)

座長:松田 拓(三井住友建設)

[V-86] 養生方法がジオポリマー遠心成型管のひび割れ発生に及ぼす影響

〇野村 康市1、合田 寛基1、日比野 誠1、原田 耕司2、大西 俊輔3、西﨑 丈能3 (1.九州工業大学大学院、2.西松建設、3.大阪ガス)

キーワード:ジオポリマー、遠心成型管、ひび割れ、蒸気養生、水中養生、外圧強度試験

近年、下水中の硫酸等によりコンクリート下水管の劣化が深刻化しているため、耐硫酸性に優れるジオポリマー下水管の作製を検討した。ジオポリマー遠心成型管は管内面の硬化収縮と乾燥収縮による拘束応力により、ひび割れが若材齢で発生し、外圧強度が低下する。そこで、養生方法に着目してジオポリマー遠心成型管のひび割れに及ぼす影響を検討した。蒸気養生を長く行った管は、BFSの水和反応による強度増加により、硬化収縮や乾燥収縮が抑制された。また、管には硬化収縮による拘束応力が作用しているため、最大荷重は小さくなる。水中養生期間を長く行った管もBFSの水和反応により緻密化し強度増加され、乾燥収縮が抑制された。

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