令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(1)

座長:谷 卓也(大成建設株式会社)

[VI-03] トンネル覆工への特殊長期湿潤養生の適用に関する検討

〇日野 博之1、佐藤 浩明2、手塚 康成1、渡邉 賢三1、吉田 祐麻1、上南 隆1、佐々木 栄治1、西木 佑輔1 (1.鹿島建設、2.国土交通省)

キーワード:覆工コンクリート、特殊長期湿潤養生、高撥水性シート、耐久性向上

岩清水トンネルでは積雪寒冷地域のため、覆工SL下部は走行する車のタイヤにより巻き上げられた凍結抑制剤の影響を受け、塩化物による劣化が懸念される。一般的に、覆工コンクリートは打設後18時間程度で脱型されることから、表層の緻密性が低く、塩化物イオンなどの劣化因子が入りやすい。このため凍結抑制剤が飛散しやすいSL下部に、高い撥水性を有する熱可塑性樹脂シートを予め型枠に貼付し、型枠取外し後もコンクリート表面に残置して長期養生を行う特殊長期湿潤養生(美シール工法)の適用を計画している。本稿では、トンネル覆工への特殊長期湿潤養生の適用にあたり、構造の検討と模擬試験の結果、および施工方法について報告する

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