令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(1)

座長:谷 卓也(大成建設株式会社)

[VI-09] 品質向上・省力化覆工打設システムの現場適用

出口 宗浩1、近藤 諒学1、吉田 雄貴1、〇杉本 匡章2、加藤 直樹2、西浦 秀明2、鈴木 拓也2 (1.西日本高速道路、2.大林組)

キーワード:覆工コンクリート、配管切替、打設技術、高流動コンクリート

トンネル覆工コンクリート打設作業は鋼製配管の切替や清掃を伴う苦渋作業である。また、限られた打設口からコンクリートを打ち込むため材料分離の発生リスクもある。
 本報告では、品質向上・省力化を目的としたホース伸縮式連続打設システムを開発した。本システムを適用し、従来の配管切替式からホースの連続引き上げ式にすることで配管切替作業が減少した。また、コールドジョイントの発生抑制、打込み箇所のコンクリートへ余剰な空気を巻き込む懸念が解消されるなど、従来の覆工コンクリート打設における課題を大きく改善できる成果が得られた。
 また、美観・出来映えでは従来打設方法と比較しても遜色ない仕上りが得られた。

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