令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(7)

座長:神津 大輔(東日本旅客鉄道)

[VI-916] 音響・構造連成解析による軌道スラブの打音特性に関する基礎的検討

〇稲葉 紅子1、高橋 貴蔵1、桃谷 尚嗣1 (1.公益財団法人鉄道総合技術研究所)

キーワード:スラブ軌道、てん充層、CAモルタル、打音法、音響・構造連成解析、凍害

新幹線の主要な軌道であるスラブ軌道では,てん充層と呼ばれるCAモルタル(セメントアスファルトモルタル)製の部材が,凍害等で損傷することにより,てん充層とその上の軌道スラブの間に,くさび状の欠損(隙間)を生じることが知られている。そのため,欠損を把握するための非破壊検査手法として,打音法が検討されてきた。しかし,これまでの既往研究では,軌道スラブから生じる打撃音の音響特性とてん充層の欠損状態との関係は明らかにされなかった。そこで,本研究では,音響・構造連成解析を用いて,上記の関係について考察した。

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン