[VI-916] 音響・構造連成解析による軌道スラブの打音特性に関する基礎的検討
キーワード:スラブ軌道、てん充層、CAモルタル、打音法、音響・構造連成解析、凍害
新幹線の主要な軌道であるスラブ軌道では,てん充層と呼ばれるCAモルタル(セメントアスファルトモルタル)製の部材が,凍害等で損傷することにより,てん充層とその上の軌道スラブの間に,くさび状の欠損(隙間)を生じることが知られている。そのため,欠損を把握するための非破壊検査手法として,打音法が検討されてきた。しかし,これまでの既往研究では,軌道スラブから生じる打撃音の音響特性とてん充層の欠損状態との関係は明らかにされなかった。そこで,本研究では,音響・構造連成解析を用いて,上記の関係について考察した。
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