令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

軌道保守(7)

座長:神津 大輔(東日本旅客鉄道)

[VI-920] 車両検修線における電流漏れ多発箇所のレール締結構造の検討

〇安藤 洋次郎1、堀 雄一郎1、行澤 義弘1 (1.東日本旅客鉄道)

キーワード:車両検修線、信号電流漏れ、レール締結装置、レールふく進抵抗力、絶縁性

当社の車両検修線(軌道延長方向にH形鋼の梁を設置し,その上にレールを敷設)において,レールふく進に起因する軌道回路の電流漏れが多発したため,抜本的な対策を検討した.当該箇所の課題は,レール底部を穿孔した既存不適格構造,レール締結装置を載せる場所のないH形鋼,レールふく進抵抗力が不足した締結装置の3点である.以上の課題に対し,既存のレール締結装置の撤去,既存のH形鋼はそのまま使用,既設計のレール締結装置を使用の3点を対策方針とし,H形鋼に継ぎ足し材(山形鋼)を設置することにより,レール締結装置の座面を確保し,既設計のレール締結装置を使用可能とした.

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