令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工計画(4)

座長:木村 聡(安藤・間)

[VI-1048] 堆砂傾向を考慮した河口域の大規模航路浚渫

〇草柳 孝義1、井澤 寛1、眞鍋 智康1、伊川 景二1、伊藤 秀剛1、宮本 浩司1、中島 興康1、川田 勇1、堤 隆亮1、甲斐 雄一1 (1.東洋建設(株))

キーワード:大規模浚渫、堆砂傾向

平成30年5月に開港したベトナム北東部に位置するラックフェン国際港において,本工事は大型船舶に対応するための底幅160m・水深-14m,延長7kmの大規模航路浚渫を実施した.本工事の工期は30箇月であり,工期中に発生する堆砂の除去も含めて,完成断面まで浚渫して引渡すことが課題となった.対策として,着工後2年間の堆砂量を月別・エリア別に計測し,その傾向を分析した.その結果,堆砂は雨季に急増し,土量分布も河川水が流入する航路の上流部に多いことが判明した.この分析結果により,最終仕上げ目標深度の調整,配船計画の見直し,雨季前の引渡し測量を行うことで,無事完工することができた.

要旨・抄録、PDFの閲覧には参加者用アカウントでのログインが必要です。参加者ログイン後に閲覧・ダウンロードできます。
» 参加者用ログイン