令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(11)

座長:手塚 仁(熊谷組)

[VI-677] 切羽の自立時間の解明に向けた時間依存性挙動の解析的検討

〇伊達 篤司1、林 久資1、進士 正人1 (1.山口大学大学院 創成科学研究科)

キーワード:トンネル、切羽、時間依存性、3次元解析

トンネルを安全かつ経済的に建設するためには,切羽の自立性を確保することが最重要である.現場計測より,切羽の変位は時間依存性挙動を有していることが明らかになっている.そこで,筆者らは切羽の自立性を予測・判定するためには,時間依存性挙動を考慮した数値解析を実施することが重要であり,数値解析によって地山の時間依存性挙動を再現し,切羽安定性評価を行うことを最終目的とした.その基礎的解析として,切羽の変位量の経時変化に着目した粘弾性解析を行った.このような解析を行うことで,切羽崩壊の事前予測や適切な補助工法の選定が可能となり,施工現場の安全性の確保および経済性の向上が期待できる.

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