令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

リニューアル(14)

座長:松田 敏(熊谷組)

[VI-778] サンプル欠損を考慮した劣化予測モデルに基づく簡易補修の実施タイミングの提案

〇山岸 拓歩1、安藤 翠2、貝戸 清之1 (1.大阪大学大学院、2.阪神高速技術)

キーワード:点検時措置、マルコフ劣化ハザードモデル、サンプル欠損、サンプル欠損バイアス

橋梁やトンネルに対する定期点検時には,安全性の向上と予防保全を目的に簡易的な補修が施される点検時措置が実施されることがある.点検時措置は,点検に際する接近機会の補修への活用や費用面の効率化から実務上の有用性が認められるものの,効果を実証的に評価した事例は存在しない.また,効果が最大限発揮されるタイミングを明らかにすることにより,点検時措置の実施判断の効率化が期待される.本研究では,点検データの収集に起因するサンプル欠損が生じていることを考慮した統計的劣化予測モデルを用いることにより,点検時措置の効果を定量的に評価する.その上で,点検時措置を実施するべきタイミングの提案を行う.

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