令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

品質管理(4)

座長:松井 雅紀(鹿島建設)

[VI-823] 無線通信技術によるリアルタイム計測システムを用いた橋梁柱頭部の温度ひび割れ抑制対策

〇佐藤 千鶴1、櫻井 尚久1、高野 治久1、菅 清2 (1.錢高組、2.ソーキ)

キーワード:温度ひび割れ、無線通信技術、箱桁橋、パイプクーリング

東北中央自動車道阿武隈川橋(仮称)の柱頭部の温度ひび割れ抑制対策として、パイプクーリングおよび長期間の保湿養生を実施した。これらの実施にあたり、コンクリートの温度計測に無線通信技術を用いた計測・制御システムを導入した。本システムは、各計測箇所に設置した温度センサで取得したデータをクラウドサーバに送信し、作業所事務所等のパソコンでリアルタイムにコンクリートの養生状態と内部温度を把握することで、迅速な温度管理を可能としている。これにより、パイプクーリングの適正な運転管理が省力化できた。本稿は、計測システムの概要,適用事例および課題について報告するものである。

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