令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(2)

座長:服部 明彦(ウエスコ)

[VI-15] 穿孔作業の集中管理による山岳トンネルの発破の高度化

〇天童 涼太1、谷口 翔1、森田 亨1、多宝 徹1 (1.安藤ハザマ)

キーワード:山岳トンネル、発破、遠隔化、マシンガイダンス

山岳トンネルの施工は,1980 年代のNATM の普及により機械の高度化や大型化が進んだ.一方で,いまだに施工の多くの部分を熟練作業員の技能に頼っている現状があり,近年は,熟練作業員の減少や新規入職者の不足への対応が喫緊の課題となっている.このような背景のもと,筆者らは,ICT により山岳トンネル工事の生産性を飛躍的に高める取組みとして,「山岳トンネル統合型掘削管理システム」の開発を推進している.その一環として,トンネル坑内に設置した中央制御室に施工データを集約し,穿孔作業を集中管理するシステムを構築した.本稿では,その技術概要について報告する.

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