[VI-97] ラオス国ナムニアップ1水力プロジェクトにおける洪水吐エアレーター構造の決定について
キーワード:重力式ダム、スキージャンプ式洪水吐、ラビリンス式洪水吐、キャビテーション、エアレーター
ラオス国ナムニアップ1水力発電事業では,高落差のスキージャンプ式洪水吐を有する主ダムと大規模なラビリンス式洪水吐を有する副ダムを建設した.両ダムとも設計洪水量が非常に大きく,各洪水吐において大流量放流時に発生する負圧に伴うキャビテーション抑止が課題となったため,放流水に空気を強制的に混入させるエアレーター設備を設置することで解決を図った.本プロジェクトのような規模の大きいエアレーター設備は設計事例が少なく,設置時の水理特性が不明であったが,大規模な水理模型実験により各洪水吐の最適設計を模索し,キャビテーション抑止が可能とされる空気混入率4%以上の確保を実現した.
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