令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

設計技術(1)

座長:緒方 明彦(熊谷組)

[VI-44] 接合ピースを用いた鋼製セグメントとRC躯体の接合構造の要素試験

〇西岡 尊寿1、日髙 直俊1、岡嶋 和義1 (1.大成建設)

キーワード:分岐合流部、切拡げ工法、混合構造、接合ピース、鋼製セグメント、孔あき鋼板ジベル

道路トンネル分岐合流部は,鋼製セグメントで構築されるシールドトンネルを切り開き,RC躯体と接合する切拡げ工法で施工されることが多い.従来構造のセグメントとRC躯体の接合部は,セグメントの主桁をRC躯体に埋め込み,荷重伝達を行う.この接合構造の構築では,トンネル掘進工とRC躯体構築工を平行して作業する場合,切拡げ作業の施工ヤード等の調整が必要となる.これを解消するために,RC躯体をシールドトンネル外部から接続可能とする構造として,セグメントに接合した鋼材(接合ピース)をRC躯体に埋め込む新しい接合構造を開発した.本稿では,本構造の荷重伝達機構と耐力確認のために行った要素試験について報告する.

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