地下構造物(2)

[VI-171] プレキャスト部材を用いたニューマチックケーソンマンロックの開発

〇大久保 健治¹、長谷川 春生¹、岸 秀樹²、福田 俊² (1.大豊建設株式会社、2.旭コンクリート工業株式会社)

キーワード：ニューマチックケーソン、プレキャスト、マンロック、水密性試験、プレストレス

ニューマチックケーソンにおける加圧・減圧では、一般的に鋼製のマンロックが使用されている。一方、RC構造による2重スラブマンロックは、ロック内空間の広さや高気圧下での昇降動作の削減など高気圧作業者の減圧症の発症リスク低減に多くの利点がある。しかし、仮設であるマンロックをRC構造で製作した場合、撤去の必要がある場合に手間と時間を要するといった課題があった。そこで、作業室スラブ上面にプレキャストの構成部材によりマンロックを設置することで、組立・解体を容易にし、かつ転用が可能なマンロックの開発に着手した。本稿ではそのコンセプトの紹介と基礎実験となる水密性試験について報告する。