令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

橋梁(1)

座長:根岸 裕(東海旅客鉄道)

[VI-207] 高速道路における狭隘な橋梁下部工の耐震補強工事事例-ロッキング橋脚のRC巻立補強および補強杭-

〇髙沢 利之1、池内 政男1、粕谷 悠紀2、高橋 真一2、吉田 和史3 (1.大林道路、2.大林組、3.中日本高速道路)

キーワード:耐震補強、ロッキング橋脚、補強杭、施工事例

平成28年に発生した熊本地震により、九州自動車道を跨ぐロッキング橋脚を有する橋梁の落橋を踏まえ、全国で同形式橋の耐震補強工事が実施されている。ロッキング橋脚は上下端がヒンジ構造で水平方向の抵抗力を受け持たないことから、基礎を小さくできる反面、単独では自立することができないため、大規模地震による水平変位が生じると落橋の危険性が高まる。また、高速道路、直轄国道および主要地方道と交差する跨道橋やランプ橋に多く採用されていることから、落橋による社会的影響が大きい。以上のことから、対策が急がれていた。本稿は、東名高速道路の本線橋である東山橋において実施した、耐震補強工事事例を報告するものである。

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