令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(2)

座長:堀口 賢一(大成建設)

[VI-283] 橋梁点検困難箇所解消の取組-パノラマ撮影試行-

〇田中 修平1、鈴木 正範1、原 直人2、石田 剛3 (1.西日本高速道路エンジニアリング中国、2.IHIインフラシステム、3.アプリコアMSIS)

キーワード:点検困難箇所、狭隘部、パノラマカメラ、点検支援

橋梁端部の狭隘部には目視困難な点検困難箇所が存在する。そのような箇所は、ファイバースコープ等による点検を実施しているが、点検効率が悪く、詳細な変状状況の把握が困難である。その課題に対し、狭隘部への360°カメラ挿入によるパノラマ画像撮影での解決を試みた。また、点検支援技術としての有効性を確認するため、通常の目視点検と同程度の確認が可能か検証した。その結果、一度の撮影でカメラ周辺の全部位が撮影可能となり、狭隘部の劣化状況も詳細に把握できることから、点検の効率化と有効性が確認できた。また、点検結果の3D化により、点検報告時の見える化が図られるとともに、変状に対する意識の共有化が出来た。

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