令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(2)

座長:堀口 賢一(大成建設)

[VI-284] パノラマカメラを用いた3D化による橋梁点検報告書作成の効率化

〇藤田 匠2、鈴木 正範1、宮崎 椋子2、原 直人2、石田 剛3、成田 真朗3 (1.西日本高速道路エンジニアリング中国、2.IHIインフラシステム、3.アプリコアMSIS)

キーワード:維持管理、BIM/CIM、パノラマカメラ

我が国の橋梁は老朽化による健全性低下が懸念されている.国土交通省から制定がなされた橋梁定期点検要領では近接目視を基本としているが,実際には狭隘な箇所が多く,このような箇所は目視や写真記録が困難なため劣化状況の把握,具体的対策の実施が遅れている.このような状況を改善すべく,パノラマカメラを活用した点検を試行した.パノラマ撮影技術の検証と有効性を確認するとともに,撮影データの処理技術として開発した「パノラマシステム」の効果について確認を行った.本論文ではパノラマカメラ撮影画像を用いることで点検報告書作成が効率化できることを確認したため,今後の点検作業における一助になるよう報告するものである.

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