令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(8)

座長:山口 浩(清水建設(株))

[VI-317] 衝撃弾性波法によるコンクリートの内部欠陥探査において打撃に使用する鋼球の大きさが試験精度に及ぼす影響

〇岩野 聡史1、内田 慎哉2 (1.リック株式会社、2.富山県立大学)

キーワード:非破壊試験、コンクリート、衝撃弾性波法、内部欠陥探査、フーリエ解析

衝撃弾性波法による試験の一つに内部欠陥探査がある。この試験では一般的に,コンクリート表面を鋼球で打撃し,得られた測定振動をフーリエ解析して,内部を多重反射する縦波の往復時間を測定して,内部欠陥の有無を判断する。ただし,フーリエ解析の結果は内部欠陥の有無だけでなく,測定条件よっても変化することから,不適切な条件で測定すれば誤った試験結果となる危険性がある。しかしながら,この危険性は十分に認知されていない。そこで本研究では,測定条件のうち打撃に使用する鋼球の大きさに着目し,この条件を複数変化させた模擬波形および試験体でのフーリエ解析の結果を比較した。この結果から,試験結果に及ぼす影響を把握した。

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