[VI-394] 北海道のトンネル覆工コンクリートにおける中性化と塩分濃度について
キーワード:覆工コンクリート、塩分含有量、中性化深度、複合劣化
北海道では,昭和30年代後半からの高度経済成長に伴い山岳トンネルの建設が進められ,現在では建設から数十年以上を経過したトンネルが多くなっており,今後は,予防保全を基本とした維持管理手法の構築とその運用が求められている.そこで,北海道土木技術会トンネル研究委員会で収集した国道トンネルにおける覆工コンクリートの圧縮強度・中性化・塩分濃度等の個別調査から,トンネルの維持管理に対する情報の蓄積のため,中性化と塩害による複合劣化の検討を行っている.その結果,主に矢板工法の覆工において中性化深度と含有塩分濃度は坑口からの延長距離および経過年数との関連が見られ,中性化と塩害の複合劣化の進行が見られた.
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