令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(3)

座長:手塚 康成(鹿島建設(株))

[VI-25] 特殊増粘剤を含有した新規の流動化剤を用いた低セメント量の高流動コンクリートによるトンネル覆工の施工

狩野 亮1、〇久下 敦1、西浦 秀明1、鈴木 拓也1、桜井 邦昭1、丹羽 武志2 (1.株式会社 大林組、2.国土交通省 中部地方整備局)

キーワード:高流動コンクリート、トンネル、覆工

高流動コンクリートの開発は、締固めが不要で施工現場での生産性を大きく向上してきた。しかし、特殊増粘剤の事前計量・梱包が必要で手間を要する課題や、JISの規格外品となり適用しにくい場合があった。そこで、これまでこの高流動コンクリートの汎用化のため製造方法の多様化を進めてきた。今回、後者の課題への対応として、特殊増粘剤と粉末状の減水剤を混合した新規の流動化剤を用いることで、JIS規格の普通コンクリートに後添加して高流動コンクリートを製造する方法を開発した。本稿は、この流動化剤を用いて製造した低セメント量の高流動コンクリートの覆工への適用に向けて実施した実機試験および実試験の結果報告である。

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