令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(3)

座長:手塚 康成(鹿島建設(株))

[VI-28] ICT技術によるトンネル切羽の面的監視と切羽作業の安全性向上

〇佐藤 裕考1、千葉 力1、有吉 彌四郎1、菅野 優二1、市川 晃央1、林 稔2、岡本 剛司2、橋村 義人3、藤原 伸輝3、芥川 真一4 (1.株式会社竹中土木、2.株式会社演算工房、3.計測技研株式会社、4.神戸大学大学院工学研究科)

キーワード:安全性向上、切羽監視、共有化、拡張現実、押出し

山岳トンネルの施工において,切羽に作業員が近づく作業が多く行われるため,切羽面からの落石等の肌落ちや崩落,崩壊による労働災害がたびたび発生している.本論文では,ICT技術を適用しトンネル切羽の面的監視を行った.また,ウェアラブル端末を使用し切羽の変位状況をリアルタイムに確認,グリーンレーザーによる切羽面への変位箇所明示やヘルメットハンマーの振動による作業員への直接伝達することで切羽面の変位量の見える化および警報発信を行った.従来の目視による監視に加え,本システムを併用して切羽を監視することにより,切羽直近で作業している者に対して退避の指示や注意喚起を促すことができた.

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