令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(3)

座長:手塚 康成(鹿島建設(株))

[VI-29] WebCIMを活用したトンネル坑口部の3次元可視化モデルによる地山挙動管理

〇前田 智之1、山本 正治1、貞山 直樹1、油谷 晃佑1、北村 圭佑1 (1.五洋建設株式会社)

キーワード:WebCIM、3次元可視化モデル、自社クラウド、情報共有システム

建設業においても生産性の向上や品質管理の高度化などを目的にICT技術が活用され始めている.山岳トンネルの工事でICT技術の一つである自社クラウドを用いたWebCIMを採用した.本工事では,貫通点の坑口が急傾斜地形に位置し,直下にJR線が存在することから,トンネル掘削による地山変位によって急傾斜地形区間に崩落につながる挙動がないか計測・監視することが重要であった.そこでWebCIM/3Dを活用して,地表面変位や施工情報を3次元モデル化し,可視化および最新情報の共有を図った.その結果,本技術によって,発生した斜面変位が崩落に発展することがないことを確認しながら,安全に貫通することができた.

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