令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

港湾・海洋・河川構造物(1)

座長:中村 広規(大成建設)

[VI-61] 東京湾第一海堡で使用された瀝青防水材料の分析結果

〇平戸 利明1、永原 篤1、野口 孝俊2 (1.東亜道路工業、2.国土交通省関東地方整備局横浜港湾空港技術調査事務所 )

キーワード:天然アスファルト、豊川油田、東京湾第一海堡、防水材、瀝青

東京湾第一海堡は,東京湾防御のため富津から横須賀間の防御線の一つとして,千葉県富津岬の先端に建設されたものである.施工は1881年(明治14)8月から始められ1890年(明治23)12月に竣工した.東京湾第一海堡の倉庫や砲台などの建築物には,防水材料として瀝青材料が使用されている.本報告では,東京湾第一海堡で使用された瀝青防水材料の由来を化学的に判定することを目的としている.
化学分析の結果,今後さらに多面的な分析が必要であるが,東京湾第一海堡に使用されている瀝青防水材料は,文献に示されている通り秋田県豊川油田で採取された材料の可能性が高いことが明らかとなった.

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