令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

地盤改良(1)

座長:照井 太一(大林組)

[VI-138] 中層混合処理工法における着底型施工管理の手法およびその品質確認結果

〇島野 嵐1、安上 昌宏1、若宮 貴志2、小嶋 寛人2 (1.三信建設工業株式会社、2.共立建設株式会社)

キーワード:地盤改良、中層混合処理、深層混合処理、施工管理、品質管理

スラリー揺動攪拌工法はスラリー状の固化材を地盤中に注入しながら特殊攪拌翼で固化材と原位置土を強制的に攪拌混合し安定した改良体を形成する中層混合処理工法である.本工法は専用の管理システムを用いることで攪拌深度と材料吐出深度を明確にでき,攪拌機の回転トルクや貫入速度を明確にできることが可能である.これらを管理項目として従来の中層混合処理機が不得手であった異なる土層に各々適量の固化材を添加する多層地盤の注入量管理や硬質地盤の着底管理の施工管理を試みた.結果として攪拌翼の回転トルク値を着底管理基準として施工管理した地盤改良体が計画の硬質地盤に着底し所定の品質を有していることを確認した.

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