令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(9)

座長:薮中 嘉彦(西日本旅客鉄道)

[VI-326] レール継目での衝撃が上路鈑桁の中間補剛材下端の応力性状に及ぼす影響

〇蒲原 浩平1、金島 篤希1、井上 太郎1、小林 裕介1 (1.鉄道総合技術研究所)

キーワード:レール継目、上路鈑桁、中間補剛材下端、腹板

鋼桁の中間補剛材下端の腹板の疲労き裂の原因は列車の通過に伴う腹板等の部材の振動による応力集中と考えられている.そこで,中間補剛材下端の腹板の鉛直方向の応力に着目し,レール継目での衝撃が中間補剛材下端の腹板の応力性状に及ぼす影響を評価した.

結果は以下のとおりである.

・レール継目通過時の衝撃は主桁のたわみ振動や腹板の振動等として影響している.

・中間補剛材下端の鉛直方向の橋軸方向分布では,支間中央付近とレール継目近傍の2箇所にピークがある.これは,主桁のたわみ振動では支間中央付近で面内応力が大きくなり,腹板の振動ではレール継目近傍で面外応力が大きくなるためと考えられる.

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