令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

検査技術・診断(9)

座長:薮中 嘉彦(西日本旅客鉄道)

[VI-333] 鉄道盛土の簡易的な被災危険度推定手法の提案

〇黒木 悠輔1、森 勇樹1 (1.九州旅客鉄道株式会社)

キーワード:鉄道盛土、盛土崩壊、簡易的な抽出

鉄道盛土構造物は,建設費が安価であることや補修が容易であることから多数造られてきたが,現行の技術基準が定める性能を有していないものもあり,近年の豪雨により多数の被害が発生し,運転保安を度々脅かしてきた.これまでは、盛土が被害を受けてから原因の解明と対策工の実施を行ってきたが,事前に危険な箇所を抽出し対策することが可能となれば,より運転保安の向上が図られる.鉄道分野において実用化されている危険箇所の抽出手法は,地盤調査を必要とするなど,広範囲に及ぶ盛土を対象とした一次調査には不向きである.本稿では,過去の鉄道盛土の被害事例を分析し,危険箇所となり得る盛土構造物を簡易に推定する手法を提案する.

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