令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

施工技術(3)

座長:中出 剛(熊谷組)

[VI-371] 組積構造の盛土式乗降場と可動式ホーム柵設置後の耐震性に関する一考察

〇佐々木 愛1、野本 将太1、竹谷 勉1、石橋 誠司1、滝沢 聡1、阿部 慶太2 (1.東日本旅客鉄道、2.鉄道総合技術研究所)

キーワード:盛土式乗降場、可動式ホーム柵、耐震補強

昨今,首都直下地震等の大規模地震の発生が想定されており,交通インフラを含め,各分野多くの施設で耐震対策が急がれている.今回,鉄道施設である乗降場の耐震補強方法を検討する前段として,首都圏における組積構造の盛土式乗降場の既存の耐震性を評価するため,縮小模型を用いた1G場での水平振動台実験を実施した.実験結果より,首都圏に多く存在する基礎杭を用いた可動式ホーム柵タイプの盛土式乗降場は,一般的な組積構造の盛土式乗降場とは崩壊形態が異なることが分かった.盛土式乗降場の頂部に掛かる慣性力の低減と,ブロック同士の一体化は乗降場における耐震性の向上に寄与するものと示唆された.

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