[VI-37] Setting of soil constant and selection of countermeasure construction method for unstable ground around tunnel entrance
Keywords:Low consolidated strata, Construction of tunnel entrance , Fore piling
国道47号岩清水トンネルは,山形県新庄市大字升形から最上郡戸沢村大字岩清水地内で施工中の全長868mの道路トンネルである.周辺の地層は,新第三紀鮮新世に堆積した羽根沢層の凝灰質砂岩および砂岩シルト岩互層を主体としており,両層の強度は一軸圧縮強度1N/mm2程度と低い固結度を示している.これらの両層の上位には,さらに脆弱な崖錐堆積物が層厚約4~5m程度で分布しており,終点側坑口掘削時の地山不安定化が懸念されていた.本稿では,このような低固結の地層と脆弱な崖錐堆積物の分布域におけるトンネルの坑口対策工について述べる.
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