令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(4)

座長:河邉 信之(安藤・間)

[VI-37] トンネル坑口周辺の不安定地盤の土質定数設定と対策工選定

〇岡崎 勇樹1、上南 隆1、戸邉 勇人1、佐々木 栄治1、松崎 裕亮1、佐藤 浩明2 (1.鹿島建設、2.国土交通省)

キーワード:低固結層、坑口部の施工、フォアパイリング

国道47号岩清水トンネルは,山形県新庄市大字升形から最上郡戸沢村大字岩清水地内で施工中の全長868mの道路トンネルである.周辺の地層は,新第三紀鮮新世に堆積した羽根沢層の凝灰質砂岩および砂岩シルト岩互層を主体としており,両層の強度は一軸圧縮強度1N/mm2程度と低い固結度を示している.これらの両層の上位には,さらに脆弱な崖錐堆積物が層厚約4~5m程度で分布しており,終点側坑口掘削時の地山不安定化が懸念されていた.本稿では,このような低固結の地層と脆弱な崖錐堆積物の分布域におけるトンネルの坑口対策工について述べる.

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