令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(4)

座長:河邉 信之(安藤・間)

[VI-39] 多量湧水が発生する山岳トンネルの施工事例

澤田 陽気1、〇秋山 幸一1、井上 陽介1 (1.大林組)

キーワード:山岳トンネル、多量湧水、清濁分離

山岳トンネル現場において、突発的な多量湧水などにより、設計と実際の湧水量が乖離することがある。また、突発湧水が発生した際に、切羽の安全性や作業性が著しく悪くなることと、現場の濁水処理設備の能力を超える可能性があり、放流先の河川汚濁が懸念される。当現場では水平コアボーリングをトンネル断面外で施工し、清濁分離を行った。これは、水抜き効果を切羽が進捗しても維持するためである。また、坑内でも安定した改良が出来るよう、最適な添加量を求めて改良作業を実施させた。対策の結果、水平コアボーリング施工時の突発湧水でも、河川への基準外の放流と路盤の泥濘化を防ぎ、環境面・安全面に配慮して作業を進めることができた。

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