令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(4)

座長:河邉 信之(安藤・間)

[VI-40] 大変形を起こした地山への影響を考慮した縫返しの施工方法について

〇浦橋 伴仁1、星野 実2、市川 晃央1、小林 ニ三雄1、大藤 茂也1 (1.竹中土木、2.国土交通省 関東地方整備局 宇都宮国道事務所)

キーワード:泥岩、大変形、支保工変状、縫返し、早期閉合

城山トンネルは、山梨県区間における国土交通省直轄区間である富沢IC~六郷IC間の北側に位置し、延長2,087mの2車線道路である。トンネル掘削は、起点(静岡側)より約335m、終点(甲府側)より約350mを両側より同時に行い、16ヶ月を要して貫通した。終点側においてインバートストラット座屈、変形が発生した。変状区間は変形余裕量を超過し内空断面を侵食するほど変位していたため、安定性を損なわない健全な支保パターンの選定と、縫返し(支保工再設置)施工時の安全性に配慮した施工計画を行い、解体用重機を使用することで無事に縫い返しを実施した。

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