令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

港湾・海洋・河川構造物(2)

座長:内田 加苗(清水建設)

[VI-72] コンクリートの熱膨張係数測定による水門堰柱の温度ひび割れ抑制

〇関 健吾1、川畑 勝1、加藤 優典1、荒渡 光貴1、工藤 匡貴1、阿曽沼 崇2、畠山 俊彦2 (1.鹿島建設(株)、2.岩手県)

キーワード:マスコンクリート、温度ひび割れ、3次元温度応力解析、熱膨張係数、石灰石、水門

品質の高いコンクリート構造物を構築するには温度ひび割れの抑制が重要である.そのため温度応力解析による照査手法がコンクリート標準示方書などに示されている.また,温度ひび割れを確実に抑制するため,照査に用いた解析条件が適切であったかを施工中も都度検証し,PDCAサイクル回すことで解析精度を高める手法も示されており,特に熱膨張係数を測定することで応力解析の精度を著しく向上できる.そこで,施工中の水門工事において,現場内に設置した蒸気養生設備を用いて,実際に使用するコンクリートの熱膨張係数を測定し,解析に反映することで水門堰柱のひび割れ抑制を図った.その結果,温度ひび割れを十分に抑制することができた.

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