令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

ダム(4)

座長:国島 広弥((株)大林組)

[VI-108] ロックフィルダムのコアにおける加速度応答指標に基づく遮水性の面的管理

〇小林 弘明1、小原 隆志1、坂本 博紀2、福島 雅人2、龍岡 文夫3 (1.鹿島建設、2.水資源機構、3.東京大学)

キーワード:ロックフィルダム、コア、遮水性

2020 年3 月現在,福岡県内で(独)水資源機構が建設中の小石原川ダムでは,室内試験・盛立試験および試行期間中の品質管理試験結果に基づき,図-1 に示す乾燥密度,透水係数,剛性指標(変形係数E を採用)と含水比の関係に基づいてE の許容上限値を設定して実施工に適用し,RI 試験の代替として省力化を図った1).さらに,遮水性について間接的であるが面的で連続的な管理を行うために,E とローラ加速度応答法により得られる剛性指標の相関を確認し,統計処理した加速度応答指標を設定した品質管理範囲に基づいてリアルタイムで管理した.本稿では,その経緯について報告する.

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