令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

ダム(4)

座長:国島 広弥((株)大林組)

[VI-111] ラオス国ナムニアップ1水力発電所 開口亀裂が発達したダム基礎地盤へのHybrid工法(改良GIN工法)の優れた適用性について

〇川田 達也1、三皷 晃2、長坂 誠司3 (1.ナムニアップ1パワーカンパニー、2.関西電力株式会社、3.株式会社大林組)

キーワード:カーテングラウチング、開口亀裂、GIN工法、Hybrid工法、注入効率

ラオス国ナムニアップ1水力発電所主ダム地点は,泥岩と砂岩が互層を形成し,多数の弱層や右岸に褶曲帯が存在するなど,縦横に多数の亀裂が走る複雑な地質となっている.カーテングラウチング工においては,特に右岸側の褶曲帯部および右岸高標高部での施工に苦労し,実績改良長が当初計画の2.5倍以上になる等,湛水開始のクリティカル工程となったため,施工中にその対応策を講じる必要が生じた.独自の仕様確立による施工速度向上策および増員増設による施工速度向上策を講じたことで,日本と同等の品質を確保しつつも,ほぼ計画通りに湛水を開始することができた.

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