令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

地盤改良(2)

座長:浦野 和彦(安藤・間)

[VI-146] 高圧噴射撹拌工が適用困難な高粘性土地盤に対する大断面シールド発進立坑の施工例

林 智樹1、鎌田 高史1、〇三輪 理紗子2、安藤 陽2、山本 直樹3 (1.国土交通省関東地方整備局東京空港整備事務所、2.清水建設(株)、3.清水・五洋特定建設工事共同企業体)

キーワード:地盤改良工、地中連続壁工、オールケーシング工法、高圧噴射撹拌工、発進立坑

東京国際空港では,国際線と国内線の両ターミナルを連絡する「際内トンネル」を築造し,ターミナル間の移動時間短縮による利便性の向上を図っている.本稿では,高圧噴射撹拌工の適用困難な高粘性土地盤における,大断面シールド発進立坑の発進防護の地盤改良工,地中連続壁工および立坑掘削時の底盤改良工の施工について報告する.地盤・底盤改良には,オールケーシング工法を用いた流動化処理土全置換を適用し,地中連続壁の造成には油圧開閉バケット式掘削工法を用いた.立坑掘削後の底盤,発進防護,土留壁からの漏水や,土留壁の凹凸は非常に少なく,土留支保工や躯体構築工の施工性を向上させた.

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