鉄道(1)

[VI-185] ホームドア基礎工事における床版交換の施工検討について

〇山岡 英司¹、堀江 隆好² (1.東鉄工業株式会社、2.東日本旅客鉄道株式会社)

キーワード：ホームドア、ダクタル床板、生産性向上

各鉄道事業者において，利用者の乗降場からの転落防止や列車との接触防止の対策として，ホームドアの設置が進められている．今回，ホームドアの設置するための改良工事において，既設受桁を切断加工し補強改良した桁に床版を新設する計画であったが、当該箇所は既設受桁下部が切断や溶接による火花養生が困難な箇所のため，火花を発生する工程を実施せず床板を交換する方法について，受桁加工の必要性も含めて検討した．結果、床版厚の薄肉及び高強度化が可能な超高強度繊維コンクリート板（ダクタル板）を採用し，施工を実施した結果，当初の施工課題を克服し，施工工程においても複雑な受桁の加工が不要となり安全な施工が実施できた．