令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

鉄道(1)

座長:小林 寿子(東日本旅客鉄道)

[VI-188] くし状部材を用いたホームと車両の隙間縮小対策

〇阿部 慎也1、土屋 啓佑1、佐藤 保大1 (1.東日本旅客鉄道 東京土木技術センター)

キーワード:くし状部材、バリアフリー、ホームと車両の隙間対策、建築限界管理

2019年8月に「車椅子使用者の単独乗降と列車の安全確保を両立しうる段差・隙間」の目安が,国土交通省によりとりまとめられた.これを受け,当社では「くし状部材」の設置を行い,ホームと車両の隙間を縮小する対策を行うこととした.本稿では,くし状部材の建築限界内設置許容量と材料選定,施工方法に関して検討した内容を報告する.くし状部材の建築限界内設置許容量は,部材が車両と接触しない範囲で,可能な限り大きくすることとした.その値は,対象線区における列車動揺量を測定し,実測値に基づき可能な限り大きく設定した.また,くし状部材の設置にあたり,試験施工を実施し,材料の選定及び改良を行った.

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