令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

シールドトンネル(1)

座長:小坂 琢郎(鹿島建設)

[VI-259] 泥土の塑性状態評価を目的としたピストン加圧式ベーンせん断抵抗測定装置の開発

〇池上 浩樹1、石井 裕泰1 (1.大成建設)

キーワード:室内ベーンせん断試験、泥土圧式シールド、テーブルフロー試験

泥土圧シールド機において,適度な塑性流動状態をチャンバー内に確保することが不可欠となる.その適否の判断にあたっては,手触りやスランプ試験などを行い,経験則や指標値に依存してきた.しかしながら,これらは力学的な根拠に乏しく,さらに実際の塑性状態が保持されるべき圧力条件を加味していないため,より確実な性状判定に向けては検討余地があると思われる.そこで,著者らは塑性流動性を評価する指標として,ベーンせん断抵抗に着目し,測定対象試料を密閉・加圧状態で回転抵抗を測定できることを特徴とするベーンせん断試験装置を開発した.本報では,詳細を解説するとともに,掘削土に対して行った試行測定結果を報告する.

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